Monacaアプリにnendを組み込んだ結果

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稼げないという評判のnendを試してみたところ、やはり駄目だった。

Monacaでアプリを作り、必死で組み込んだnendというアプリ用の広告。

作ったアプリはHTML5で作る簡易的なアプリ。

ネイティブアプリとは、だいぶ仕様が異なるため、簡単に広告を組み込むことはできないのだ。

アプリ用の広告は数多く存在するが、大抵はSDKを使うものばかりだ。

ハイブリッドタイプのアプリはHTML5で作るので、SDKを組み込むことはできない。そのような仕様にはなっていないらしい。

ではどうすればよいのか?

javaScriptを組み込むタイプの広告しか使えないのだ。アプリ製作のスキルがあれば、SDKを組み込むことはできるらしいが、素人がため、そんなスキルなどあるわけがないのだ。

で、

結果nend以外に選択肢はなかったのだ。

広告を組み込む目的はマネタイズ。それ以外にない。せっかく作ったアプリで少しは稼ぎたいと思っただけだ。

そして、おろかなことに、広告を組み込むまでは、億万長者を夢見ていたのだ。

夢を見ること自体は無料さ。

お願いだから夢ぐらいは見させてくれ。

アプリをマネタイズする方法はいくつかある。

有料アプリとしてリリースする方法。広告で稼ぐ方法。課金で稼ぐ方法。アプリを無料で配布し、広告をクリックしてもらい稼ぐという案を選択した。

少しは何とかなるだろう、という安易な考え。admobが良さそうだと思い、実装を試みたのだが、全くだめ。そもそもSDKというものが使えないらしい。

そして見つけたのがnendという図工のような広告だ。Javascript版のコードもあるので何とかなるだろうと思い実装。

とりあえず広告は表示されるようになった。しかし表示だけではだめなのだ。クリックされなければ、稼げない。少し様子を見ることにしたが、その後も一向にクリックされない。

表示される広告は、ゲームの広告が多く、という過、全てゲーム広告だ。実用的なアプリには合わない感じだ。それでも他に使えそうな広告はないので、仕方なく使い続けた。

その後数ヶ月経過。何度かクリックはされた。金額は数千円程度。まあ全く稼げないよりはいいかと思い、その後も放置。

確認すると、どうしたことか、クリック単価がどんどん、安くなっているではないか。調べてみると、誤クリックが影響しているのではないか、とのことだ。

アプリのこのスペースに大きめの広告を表示させるのだから、そりゃあ誤クリックもあるだろうと思ったが、それにしても稼げなさすぎるのだ。

最初の頃の単価は、1クリック10円程度だった。これが2ヶ月ぐらい続いた。そしてその後、極端に落ちた。

今じゃクリックされても0.1円。つまり10銭。この時代に10銭。単位もおかしいな、と思いつつ様子見。しかし一向に単価が高くなることはなかったため、さすがにやってられなくなりはずすことにした次第。

スタートした時点では、月500円程度は稼げたが、それははじめだけ、さらにいえば、ほとんどが誤クリック。表示される広告もゲーム広告だらけ。ゲームアプリにゲーム広告が表示されるのならまだわかるが、実用的アプリにゲーム広告は合わない。ユーザビリティが悪いはず。その証拠にアプリのレビューはクレーム的な内容ばかり。アンインストール数がどんどん増えていくという悪循環。

結局nendをやめることにした。外した。作ったアプリは、アプリ自体のその評価は高く、広告がなければ使うというレビューが多いのだ。

月50円程度しか稼げないnendはもう卒業。有料で広告無しに切り替えた。有料アプリは、クーリングオフのような仕組があるので、ユーザーにとって健全だ。アプリを作る側にとっても、広告を実装しないぶん、アプリ製作の自由度が広がる。

nendは誤クリックを誘発するような、大きなサイズの広告を推奨している。しかし、これは広告主としてもたまったものではないだろう。広告効果はほぼなく、なかなか成果があがらないはずだ。

nendは稼げない。もしnendで稼いでいるアプリがあるとすれば、そのアプリにnend以外の広告を実装することで、その10倍稼げるようになるはずだ。

アプリを作って広告を実装し、広告だけで億万長者を目指す何てことは、夢のまた夢。非現実的な妄想でしかないのだ。

日夜アプリ作りに明け暮れているクリエーター達よ、nendを捨てadmobを入れよ!